@nifty:デイリーポータルZ:「新宿駅ガムテープ道案内」の作者実演をみた! それは数年前のこと。
新宿駅は長いこと、工事中だった。「いつ終わるのかな、
いつまでも終わらないんじゃないかなあ」と思いながら、
利用していたのだけれど、ある時ーーー。
「道案内の表示のフォントが変わってるなあ、っていうか全部
ガムテープで出来てるじゃん!」ということに、気づいた。
そしてふと目にした「現在地」という表示を見て、
「かっこいい、ゴダールの映画のポスターみたいだー!」と
思い、興奮して写真を撮り、自分のサイトに載せた。
へえ、こんなのがあったのか、知らなかった。
ガムテープ文字って、なかなかかっこいいのでは?
というか、単純にガムテープの直線的な文字というわけではなく、
数字や漢字の曲線部分はカクカクしていない曲線になっている
けど、どうやってるんだろう?ちょっと不思議。
ガムテープっていうとあのよく見る黄土色みたいな色しかない
というイメージだが、意外にも色々な色があるというのも驚いた。
このガムテープ案内の作者は当時警備員の人が、工事中の通行整理
の為にやっていたという切実なところから始まったらしい。
表現の為のツールは意外にも身近にあるものだったりするが、
それだけでは別に良い物になるというわけではない。
デザインや見栄えというのが大きなインパクトになるし、細部への
ちょっとしたこだわりというか、工夫がいいものになっていく
のだろう。もっと、身近に見られると面白いのかもしれない。