「世界最古のメロン」が出土 弥生時代中期の大型環濠(かんごう)集落として知られる滋賀県
守山市の国史跡・下之郷遺跡(紀元前2世紀~同1世紀)で、
果皮や果肉が残ったウリ科植物の果実の一部が出土し、DNA
鑑定などの結果、遺跡と同時代のメロンと確認された、と
市教委が31日発表した。専門家は「中国の遺跡で紀元300年
ごろの果皮の出土例があるが、今回はさらに古く、世界最古
ではないか」としている。
ウリ科っていうから、スイカやひょうたんもウリ科だそうだが、
そのあたりなら判るが、メロンなんだ。そんな昔からメロンが
日本にもあるとは知らなかった。
まあ、マスクメロンのようなヤツではないそうだが。
しかし、化石や骨のようにいかにも残りそうな物とは思えない、
果実の一部である果皮や果肉が残っているのは面白い。
紀元前300年頃だから、2300年前のものなわけだ。
必ずしも、みんな残るわけではなく、特殊な条件がそろっての
ことなんだろう。過去からのメッセージというか、まさに自然の
タイムカプセルな訳だな。