メタボ防ぐ善玉ホルモン、脳では悪玉 食欲増進の動き 血中でメタボリックシンドロームを防ぐのに役立つとされる
善玉ホルモン「アディポネクチン」が、脳の中枢では食欲を
増進させ、カロリーの消費を低下させる「悪玉」の働きを
していることを、東大の門脇孝教授(糖尿病・代謝内科)らの
研究チームが明らかにした。門脇教授は「血中での作用を高め、
脳での作用はブロックできれば、肥満や糖尿病の薬の開発に
つながるのではないか」と話している。
研究は10日発行の米科学誌「セル・メタボリズム」に発表される。
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、
血中では脂肪を燃焼させたり、糖を分解するインスリンの働きを
助けたりする。
なんだか不思議だ。
血中にあるホルモンが、いる場所によって働きを変えるというのは。
ここに出てくる「アディポネクチン」は血中で脂肪を燃焼させたり、
インスリンを助けたりするのに対し、脳の中枢にいくと食欲を増進
させてカロリーの消費を低下させるという、逆なことをしている。
血液って体中をめぐっているんだから、もしこのホルモンが一定の
濃度で分布しているなら、食欲はあるけど体中での脂肪燃焼も
すごく進んでいるような気もする。
あ、だとすると、分布に偏りがあると、脳に偏り分が集中している
ときは食欲は短いが一定量は食べるけど、体中を巡っているときは
脂肪燃焼の影響が少なくなり、メタボになりやすくなると
いうことか。
いや、ようわからんけどね。メタボには気をつけようということで。